事例

野村證券 立命館大学 日立ヴァンタラ エフサステクノロジーズ
新年度初日、思い伝える

新聞
【掲載日】2024年4月 1日 【媒体】日本経済新聞 朝刊 【段数】全15段
新年度初日、思い伝える

野村證券

  • 野村證券 マーケティング部長 池本 健二 氏

 野村ホールディングスは2024年4月1日付で『営業部門』を『ウェルス・マネジメント部門』に改称しました。『資産運用立国』の実現に向け、総合的な資産管理サービスを提供していきます。広告では、お客様一人ひとりのゴールを山の頂の先にある無数の星に見立て、豊かで幸せな未来を共創することを表現しました。『変化を読み、あなたの未来を共に創る。』というブランドコンセプトは、弊社が創立以来築き上げてきた提供価値を表しています。

立命館大学

  • 立命館 学園広報室長 種子田 穣 氏

 立命館大学は2024年4月1日、大阪いばらきキャンパス(OIC)に、新拠点を開設。学生・企業・自治体など多様なプレイヤーに立命館の新しい挑戦を知ってもらうことを期待して広告を出稿しました。新拠点を起点に生まれ変わるOICは、一人ひとりの挑戦を後押しする場『TRY FIELD』です。未来社会創造に取り組む様々なプレーヤーと連携し、教育・研究活動による課題解決に挑むことを通じて、社会全体にポジティブなインパクトをもたらしたいと考えています。

日立ヴァンタラ

  • 日立ヴァンタラ 常務執行役員 福田 裕一 氏

 日立製作所のデータインフラ製品の開発・生産部門を承継、米Hitachi Vantaraと一体化して生まれた当社の知名度は国内においてはまだ高くありません。弊社が始動する4月1日は世の中でも新年度の始まり。その船出の日に広告を出すと決め、若手も巻き込んで工夫しました。日米トップ2人の姿を大きく見せる紙面でお客様、パートナー様に『ヴァンタラ』のキーワードを覚えてもらい、期待感を高めてもらえれば嬉しいと思っています。

エフサステクノロジーズ

  • エフサステクノロジーズ 経営戦略本部 経営企画室 マネージャー(広報宣伝担当) 清水 美尋 氏

 4月1日の始動日に広告を出すことで、我々の社名や強みとともに、ミッションやありたい姿を読者に伝え、社会の中で果たしていきたい役割を宣言しました。同時に、従業員に対しても『未来に向かってともに踏み出そう!』という活力を得られるようなメッセージを出したいと考え、コーポレートカラーであるターコイズブルーをまとった人物が、シンボルマークの先にある光の差す世界に力強く一歩を踏み出す姿をクリエーティブの中心に置きました。

「特異日」の発信、広告戦略のヒント

 新聞が他の日より読まれる「特異日」がある――。
 1年最初の元日、新年度初日の4月1日、年度後半が始まり、人事異動や企業の組織改編も多い9、10両月最初の営業日などだ。日本経済新聞電子版の紙面ビューアーの閲覧データもそれを裏付ける。1面を表示した読者数は、2023年全日平均比で同年9月1日、10月1日付が共に1割以上多い。24年1月1日付も23年平均を超え、4月1日付は3割近くも上回った。
 突出して「読まれた」24年4月1日付日本経済新聞朝刊には4~14面までの紙面で野村證券、立命館大学、日立ヴァンタラ、エフサステクノロジーズ4社が迫力あるカラーの全面広告を掲載。紙面ビューアーで1秒以上閲覧された「視認率」は全て5割を突破した。
 幅広い世代の資産形成に寄り添う姿を発信した野村證券の紙面は、30歳代以下の層で3秒以上閲覧した「認知率」も高く、新キャンパス開設の告知を狙った立命館大、新社名の周知を期した日立ヴァンタラは読者の属性を問わず安定した視認率を獲得。エフサステクノロジーズは情報処理・システム関連の読者に訴求した。
 仕事や暮らしで新スタートを切る節目の日は、人々が少しでも多くの情報に触れたいと思う日でもあるだろう。特異日を意識して思いを伝える広告発信は、情報氾濫時代に自社を差別化するブランディング・マーケティング戦略の大きなヒントかもしれない。

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日本経済新聞に掲載された広告の中から注目された紙面を紹介。反響や制作側の思い、表現の工夫などからその訴求力の源を考えます。

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