カメラを持ち無邪気に微笑むマリリン・モンロー。ニコンが100周年記念広告を日本経済新聞に掲載した。
グローバルなブランド認知向上を目指し、メディアミックスで日経を選んだのは、「ビジネスパーソンから高い支持があり、当社のステークホルダーに広くリーチできるため。朝刊と電子版、両方に掲載して相乗効果を狙った」と豊田陽介経営戦略本部広報部長は語る。制作では、1962年の撮影時の様子を忠実に表現すること、また美しいビジュアルと心に残るキャッチコピーをつくることを心掛けた。
掲載後社内外から、「今までのニコンらしくない」「かわいらしい」「きれい」など好意的な反応が相次ぎ、広告の内容に対する問い合わせも多数あった。ユーチューブの再生回数は全世界で2600万回を超えた。今回の広告はグローバルにグループや部門の垣根を越えた横断的なプロジェクトとなり、「全社員の仲間意識を高めるきっかけにもなればと願う」(豊田氏)という。
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