
メルセデス・ベンツ日本は年頭の紙面で、メタリックに輝く電気自動車(EV)のコンセプトカー「EQA」を中心に据えた全面広告を掲載した。
同日に5パターン、地域ごとに異なるビジュアルを展開。背景はそれぞれの地域を象徴する風景を掲げ、「あなた」が住む場所を感じてもらった。コピーでは「日本を生きるあなたへ」と語りかける。メルセデスを「日本の消費者に身近に感じてもらう」(マーケティング・コミュニケーション部禰冝田〔ねぎた〕謙一部長)ための工夫を凝らした。
日本経済新聞に掲載したのは「読者がビジネスパーソン中心で、当社のターゲットとぴったり重なる。5年連続でプレミアムブランド販売台数1位を達成できた感謝と『今年も最高のサービスを提供する』との思いを、新年に活字媒体で正確に届ける」(禰冝田氏)ためだ。
掲載後、同ビジュアルのポスターを飾って、来客者と商談の糸口にする販売店もあった。QRコードでのウェブサイトへのアクセス数が予想を上回るなど、広告の効果を実感した。
今後は、「メルセデスで広がるライフスタイル」の提案も考えている。

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