日本航空は成田ーシアトル線就航当日の3月31日、日本経済新聞で告知広告を掲載した。狙いは、新路線就航に加えビジネス客にネットワークの広がりを伝えること。「読者にビジネスパーソンが多い日経をベストの媒体として選んだ」と宣伝部企画媒体グループ上野馨太氏は語る。
北米各都市への利便性向上や乗り継ぎの良さなど、同路線就航のメリットを文章でしっかり伝えるため、記事体広告で魅力を訴求。「アラスカ航空とのコードシェアによるネットワークの広がりを、大きめのイラストで表現した」(上野氏)。さらに、同社独自のエコノミークラス「新・間隔エコノミー」の紹介や、動画コンテンツに飛ぶ仕掛けも盛り込んだ。一方、純広告には同社国際線のイメージキャラクターを務める俳優の阿部寛さんを起用し、インパクト重視で制作した。
掲載後、「長い間この路線を待っていた」など好意的な反響が相次いだ。需要期である夏本番を前に、予約は好調に推移しているという。