NTTファシリティーズは今年度、企業ブランディング広告を展開している。掲載の目的は企業認知度向上とグループ会社を含む社員の相互理解の促進だ。主なターゲットは経営者や意思決定権のあるビジネスパーソン。「読者層との親和性が高いため、日本経済新聞への掲載を決めた」と土肥大介広報室長は語る。
災害に強く地球環境に優しい施設・建物づくり、エネルギー分野で強みを持つ同社だが、一般にはあまり知られていない。そこで5段×6回シリーズの広告制作では、現場で実直に働く社員の仕事にかける熱意をきちんと伝えることにこだわった。「日々当たり前のことを人知れずやっている人たちに光を当てた」(土肥氏)。一方、15段カラー広告のビジュアルにはギリシア神話で天を支える神「アトラス」を起用。縁の下で人々の生活を支えたいという同社の思いを重ねた。
掲載後、社内外から共感の声が相次いだ。今後も継続して情報を発信しながら、NTTグループが目指すスマート化の実現などに貢献していくという。