事例

資生堂
迅速に認可取得伝え、営業後押し

新聞
【掲載日】2017年03月09日 【媒体】日経朝刊 【段数】全15段
迅速に認可取得伝え、営業後押し

一滴の液体が表面張力を保ったまま宙に浮かぶように見える(しわ改善アイコン)。資生堂は101年に及ぶ化粧品研究から独自のしわ改善技術を開発。その効能効果が厚生労働省の承認を得たことを日本経済新聞朝刊全面広告で発信した。承認後わずか9日という迅速さで。

消費者への発信はもちろんだが、今回の主要ターゲットは同社の化粧品を扱う取引先。1日でも早く承認のニュースを伝え、営業担当者の商談を後押しする狙い。事業戦略部新規接点開発室の下村敦室長は「新聞広告は即日、情報が全国津々浦々に届く。日経は今回の内容を対象にしっかりリーチできる媒体として選んだ」と話す。

狙いは的中したようで、「営業先では広告で新効能認可をご存じのお取引先が多く、説明しやすいし、ご理解いただきやすかったようだ」(下村室長)。「しわ改善」という新市場に期待する声もたくさん聞かれたという。

同社は6月、しわ改善アイコンを記した最初の製品を発売、他のブランドにも順次展開していく。そのスタートとなる広告だった。

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「ad plus   ~広告の視点~」では、日本経済新聞に掲載された注目の広告を、その狙いや目的、反響などとともに紹介しています。