- 管理本部総務部 広報課 課長 平山 勝基 氏
「建設会社がレタスをつくりました。」珍しい組み合わせのキャッチコピーと、みずみずしいレタスのビジュアル。西松建設が7月、日本経済新聞に掲載した広告には掲載当日から驚きの声が寄せられた。農家の高齢男性からは「跡継ぎがいないうちの農地を、広告で説明している工場に作り替える方法はあるか」という相談もあったという。
このレタスは「LED農園」で完全無農薬・滅菌状態で栽培・収穫されたもので、同社が玉川大学との産学連携事業として2012年から取り組んでいる技術研究の成果だ。おいしさと鮮度が長時間持続するブランド野菜として既に販売されている。
本広告ではレタスの販売促進効果のみを期待したわけではない。「技術力はあるが地味なイメージ」(平山氏)と評される西松建設が、業態を超えて新しいチャレンジをしている会社であることを、全てのステークホルダーに知ってほしかった。また、「学生に対する知名度向上や日経に掲載することでの信頼感醸成」(同氏)を狙った。今後の広告でも、知名度や好感度の向上を図っていくという。
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