
- マーケティング本部 コミュニケーション統括センター センター長 瀬戸口 修 氏
本シリーズのキャンペーンスローガン「地球の物語の、つづきを話そう。」は、横河電機が昨年3月、日本経済新聞に掲載した広告から継続して使用している。第2弾として令和元年大みそかと翌元日の2日連続で掲載。「物語の連続性を訴求したかった」と瀬戸口氏は語る。
掲載の目的は新卒採用と企業ブランディング向上。ターゲットは学生とステークホルダーだ。同社に関心を持たなかった学科・専攻の学生に、バイオなど新事業に挑戦する姿をアピールするとともに、既存のステークホルダーには同社の新しい一面を見せて、認識やイメージの幅を広げることを狙った。広告の制作では、同社の存在意義が持続可能な開発目標(SDGs)実現にどうつながっているかを表現することに努めた。
本シリーズは新聞広告を軸に交通広告、ウェブ、ソーシャルメディアでも展開。新卒の応募数が前年比30%増になったのに加え、社内からの反響も想定以上で改めて新聞広告の持つインナー効果の大きさを実感したという。
「地球をステージとした自分たちの物語を、自ら発想し、構想し、他者との対話をとおして磨き上げ、実践していきたい」と同氏は語った。
