事例

ニチレイフーズ
圧倒的なアイテム数 共感呼ぶ

新聞
【掲載日】2020年03月17日 【媒体】日本経済新聞 朝刊 【段数】全15段
圧倒的なアイテム数 共感呼ぶ
  • ブランド推進部 広報グループリーダー 奥村 剛飛 氏

色とりどりの商品パッケージが紙面いっぱいに並ぶ。その数なんと800アイテム以上。中央のキャッチコピーには「希望」の文字――。ニチレイフーズが3月、日本経済新聞に掲載した企業ブランディング広告だ。

「食品業界をはじめ数多くのステークホルダーに訴求するため」。奥村氏は日経に掲載した理由をこう語る。生活者や取引先、現従業員からOB・OGに至るまで「それぞれの方々が商品を通じて自分なりのストーリーを持っている」(同氏)。時代とともに進化してきた同社の冷凍食品を年代順に並べたビジュアルは、当時を思い出してもらいやすくするため。要所に小さなひとことコメントをちりばめ、親しみやすい双方向のコミュニケーションを心掛けたという。

図らずも掲載は、「巣ごもり消費」に関心が高まっていた最中。読者から「希望をもらった」「食べたことのある商品を家族で丸をつけて楽しんだ」など予想を超える反響が相次いだ。社内や取引先から「いい広告」と多くの共感を呼んだ。今後も冷凍食品の価値や社会的意義を継続的に訴えていく考えだ。

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「ad plus ~広告の視点~」では、日本経済新聞に掲載された注目の広告を、その狙いや目的、反響などとともに紹介しています。