事例

ユニリーバ・ジャパン
脱・先入観へ プロジェクト始動

新聞
【掲載日】2020年03月06日 【媒体】日経朝刊 【段数】全15段
脱・先入観へ プロジェクト始動
  • マーケティング部 ホーム&パーソナルケア ブランドマネージャー ラックス ヘア プレミアム 緒明 彩 氏

「採用の履歴書から顔写真をなくします。」―― 3月6日の日本経済新聞の紙面に、これまでの採用の常識を覆すような宣言広告が掲載された。広告主はヘアケアブランド「ラックス(LUX)」を手がけるユニリーバ・ジャパンだ。

ラックスは同日、無意識に生じる性別への先入観について、社会への気づきの発信とその先入観を取り除くアクションを起こしていく「LUX Social Damage Care Project(ラックス ソーシャルダメージケア プロジェクト)」を始動した。「このプロジェクトと『採用活動は、個人の適性や能力に焦点が当てられるべき』というラックスの固い意志を、インパクトのある形で社会に伝えることが今回の広告掲載の目的」と緒明氏は語る。大きく打ち出した宣言はプロジェクトの特に大切な柱だ。

広告のターゲットは「日経読者層と重なるビジネスや社会問題に高い関心を持つ方々」(緒明氏)。ラックスの思いや決意が真っすぐに伝わる文言を第一に心がけたという。

掲載後はSNSなどで非常に多くのポジティブな反響があり、「社会に気づきを与える」というこのプロジェクトの目的がまずひとつ、達成できたと感じている。

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「ad plus ~広告の視点~」では、日本経済新聞に掲載された注目の広告を、その狙いや目的、反響などとともに紹介しています。