- 代表取締役会長 兼 グループCEO 服部 真二 氏
6月10日は時の記念日。制定100周年を迎えた今年、セイコーホールディングスは記念日当日に日本経済新聞に企業広告を掲載した。コロナ禍で人々の生活が変化する今、「時」に携わるブランドとしてメッセージを発信することが広告の目的だ。
中央に針のない時計を配置。大きな余白が「時はあなたが刻む」という思いを示唆する。紙面左側を占める広告コピーは「まとまり感や美しさより、コロナウイルスで非日常を感じた人々が今日この日に抱く、時の感覚に対するリアリティーを重視した」と服部氏は語る。
「セイコーを愛用される多くの経営者やビジネスパーソンに、自身の生き方や時間を見つめ直すきっかけになってほしかった」と、服部氏は日経に広告を掲載した理由を話す。掲載後はSNS(交流サイト)で多くのポジティブな反響があった。社員にも直接「いいメッセージだ」など好意的な意見が届き、会社やブランドへのロイヤルティーが高まったようだ。
今後も人々の心に残る、メッセージ性のある広告を「リアル」と「デジタル」を組み合わせながら実施していく考えだ。
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