- マーケティング&コミュニケーションズ ブランド推進・宣伝担当部長 迫田 ゆり子 氏
新型コロナウイルスがまん延し始めた3月、IBMは広告活動を一度見直した。予定していた企画を練り直し、コロナ禍でIBMができることは何か、世界中の全部門が考えることから始めた。そこから生活の困難者や医療従事者に寄り添う企業姿勢を5月初めに表明。次いでIT(情報技術)企業として提供できることを7つのソリューションに集約し、発信した。
それが日本経済新聞朝刊に掲載した全30段カラー広告。6月に入り様々な制限が解除される中、再び前を向いて動き始める人々が増える。経済や社会の活動を回し始めたビジネスパーソンたちに向けて、IBMの総力を挙げて支援することを宣言した。
「掲載する時期と内容のバランスに腐心した」と迫田氏は話すが、紙面を見て前向きになれた読者は多かったようだ。
今後はこの環境下で前進する企業に光を当てる予定。コロナ前に予定した企画も様々な社会問題に挑む人々を応援する広告だった。試練を乗り越えて成長する姿にエールを贈る同社の基本姿勢は一貫して変わらない。
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