事例

セコム
ブランドカラーの赤で勝負

新聞
【掲載日】2021年01月13日 【媒体】日経朝刊 【段数】全15段
ブランドカラーの赤で勝負
  • コーポレート広報部長 井踏 博明 氏

全面に広がる赤がひときわ目を引く。セコムのホームセキュリティ誕生40周年の記念広告だ。主な訴求対象は30代から50代のミドル層。日本経済新聞の読者層と親和性が高いため掲載を決めたという。

「読者の目に留まることを第一に考えた」(井踏氏)結果、背景を目立つ赤に。これは同サービス契約者が貼るステッカーと同じ色だ。中央には円形の初代ホームセキュリティを配置した。「『パッと見』ではよくわからないが、逆に『何だろう?』と注目するきっかけになるのを期待した」(同氏)。

思いをシンプルに伝えるため、ボディーコピーは極力絞り込んだ。業界のパイオニアとしての誇りと実績を簡潔に記し、長年利用する顧客に対し40年分の感謝の気持ちを表した。

掲載後、社内外から「これまでとテイストが違い面白い」「いい広告」との反応があり、SNS(交流サイト)でもポジティブなつぶやきが見られた。

今後も中長期的視点で企業価値を高めるため「新しい発想で広告を作っていきたい」(同氏)としている。

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「ad plus ~広告の視点~」では、日本経済新聞に掲載された注目の広告を、その狙いや目的、反響などとともに紹介しています。