事例

ゼンショーホールディングス
企業理念 商品にのせる

新聞
【掲載日】2021年02月01日 【媒体】日経朝刊 【段数】全15段
企業理念 商品にのせる
  • グループCC部 グループプロモーション 企画室 主任 鵜飼 啓介 氏

牛丼チェーン「すき家」などを展開するゼンショーホールディングスが13年ぶりに出稿した企業広告。前回は世界的に関心が高まっていた「食の安全」がテーマ。今回は「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念の達成に向けて、2007年から地道に取り組む「フェアトレード」に焦点を当てた。

フェアトレードへの社会の理解が十分とはいえない中、より多くの人に知ってもらい、身近に感じてもらうために、今回も新聞広告を選んだ。日経朝刊には「ビジネスリーダーやステークホルダー、学生への訴求力を見込んで掲載した」(鵜飼氏)。

「エヴァンゲリオン」をパッケージにしたフェアトレード商品の写真が読者の目を引いた。様々な企業とのコラボでファン層を広げている人気アニメだけに、その発信力は大きい。

実際、掲載からすぐに同社ホームページへのアクセスが増え、フェアトレード関連のページ閲覧が如実に伸びた。写真のコラボ商品の売れ行きも予想を超える。学生と接する人事部をはじめ、社内の様々な部署からも評価する声が届いたという。

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「ad plus ~広告の視点~」では、日本経済新聞に掲載された注目の広告を、その狙いや目的、反響などとともに紹介しています。