
東北の未来を一緒に作っていきたい――。東日本大震災から10年の3月11日、グーグルはデジタルの力で東北を支援し続ける決意を伝えた。日本経済新聞に掲載したのは、主な訴求対象である各界のオピニオンリーダーのほか、中小企業やユーザーなど幅広い層に届けられると考えたからだ。
震災直後から様々な施策で復興を支える同社。今回の「グロー・ウィズ・グーグル」東北プロジェクトは、東北の中小企業のデジタル化を無料スキルトレーニングで支援する。地域の「パートナー」と手を携えて地道に取り組んでいる。
復興に掛ける思いを表現するため、制作では「リアル」にこだわった。メインビジュアルは、東北に根づいた地場産業を紹介。コピーは「事業者など当事者の本音を丁寧に聞きとって作った」(同社)。紙面の下半分には提供サービス、パートナーの一覧をわかりやすく載せている。
掲載後、好意的な問い合わせが多数入り、手応えを感じているという。「単発で終わることなく。地域やパートナーと並走していきたい」と意気込む。

業種
目的