事例

三菱UFJフィナンシャル・グループ
自らのパーパス 力強く表現

新聞
【掲載日】2021年05月17日 【媒体】日経朝刊 【段数】全15段
自らのパーパス 力強く表現
  • 執行役員 経営企画部長 山本 忠司 氏

紙面上半分を占める街並みの写真に、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が掲げる自らのパーパス(存在意義)をメインコピーとして重ねた。コーポレートカラーの赤と力強いフォントは「社会の役に立ちたい」という決意がにじむ。掲載日に決算・中期経営計画発表当日である5月17日を選んだところに、パーパスを広く社会に発信したいという同社の思いもうかがえる。

金融を取り巻く環境が激変し、メガバンクの存在意義が問われる中、同社執行役員経営企画部長の山本忠司氏は「これからの金融機関は社会課題の解決なしに成長できない」と断言。「世界が進むチカラになる。」はグループの“情熱”と社員の働きがいによる共創を表現しているようだ。

紙面下部では持続可能な社会に向けた自社の取り組みを図で表現。さらに同社は広告掲載当日に「MUFGカーボンニュートラル宣言」を公表。脱炭素社会を実現していく考えを打ち出した。

日経への掲載は「幅広いステークホルダーへのリーチ」に加え「多くの社員が読んでいる新聞」である点が理由だという。社員の反響は上々で、山本氏は「この広告を見た社員が自らのパーパスとMUFGのパーパスを重ねてほしい」と期待を込める。

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日本経済新聞に掲載された広告の中から注目された紙面を紹介。反響や制作側の思い、表現の工夫などからその訴求力の源を考えます。