事例

サントリースピリッツ
父娘のストーリー、共感届ける

新聞
【掲載日】2021年06月19日 【媒体】日経朝刊 【段数】全15段
父娘のストーリー、共感届ける
  • 宣伝部 課長 太田 克徳 氏

不機嫌だった娘も社会人になり、話し相手になってくれる。コロナ禍で飲み歩く機会が減った今、家で娘が作ってくれる角ハイボールを一緒に飲めるなんて、素敵だ。そんな光景が浮かぶのは、井川遥さんが角瓶を手にする父の日前日の広告だ。「コロナ禍であっても家族の絆を深めるささやかなきっかけになればと思い企画した」とサントリースピリッツ宣伝部課長の太田克徳氏は語る。

彼女の含み笑いに親子の物語が隠れている。「お父さん。あのね、」に続く16行の文章だ。小さい頃、家でお酒を飲んでは饒舌になる父に無性に腹が立った。中段の「でもね、」で思い出から今へと物語は転回する。「大人になって、働きだして、やっとわかった」。父がどんなに家族との時間を大切にしていたかを。

「生活に溶け込む形でしっかり読んで共感してもらいたい」と考え、新聞での広告を選んだ。何度も文章を練り直し、最もこだわる「父の日、角の日。」のコピーへと物語をつないだ。

父の日に子供がくれたプレゼントを思い出したお父さんも多いだろう。「心がほっこりする」「亡き父を思い出した」などの声も寄せられた。ささやかなきっかけのつもりが、実際に角瓶を買い求める行動も起きたのは、予想以上の反響だったようだ。

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日本経済新聞に掲載された広告の中から注目された紙面を紹介。反響や制作側の思い、表現の工夫などからその訴求力の源を考えます。

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