事例

マクニカ
「先」へのこだわり ファーストペンギンで

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【掲載日】2022年2月21日 【媒体】日経朝刊 【段数】全15段
「先」へのこだわり ファーストペンギンで
  • コーポレートマーケティング 統括部長 堀野 史郎 氏

企業のパーパス(存在意義)をここまで前面に打ち出した連載広告は珍しい。「インターネットで様々なスキルが調達しやすくなった時代、副業万歳の時代に、企業に属して働く意味は何なのかを社内外に伝え、共感してくれる人たちと一緒に仕事をしたいと考えた」。今年2月21日を皮切りに5回の広告を掲載したマクニカの堀野氏は意図を語る。

一見して感じられるのが「先」へのこだわり。毎回コーポレートカラーの紫で「先」の字を際立たせ「最先端テクノロジーを真っ先に見つけて磨き上げる」「社会実装まで徹底的にやりきる」という自分たちの特長を強調した。「先」のシンボルとして、魚を求めて天敵がいるかもしれない海へ一番に飛びこむ「ファーストペンギン」の写真を載せた回もユニークだ。

同社は半導体やサイバーセキュリティーの技術商社として知られるが、これまでは黒子に徹してきた。画期的な技術や提案の多くは表に出ることはなく、具体的な企業イメージを抱きづらいといわれてきた。その分、社員の家族や取引先などからの反響は大きく、eスポーツなど従来とは異なる分野からも問い合わせや売り込みが増加したという。

日本経済新聞に掲載された広告の中から注目された紙面を紹介。反響や制作側の思い、表現の工夫などからその訴求力の源を考えます。

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