事例

丸紅
自社の目指す姿、人気アニメに重ねる

新聞
【掲載日】2022年06月14日 【媒体】日本経済新聞 朝刊 【段数】全15段
自社の目指す姿、人気アニメに重ねる
  • 広報部 企画・ブランド推進課長 野溝 友美氏

集英社の「週刊少年ジャンプ」で25年にわたって連載中の漫画が原作のテレビアニメ「ワンピース」。海賊王が残した〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟をめぐり、主人公ルフィと個性豊かな仲間達が力を合わせて冒険を繰り広げる物語だ。丸紅は同社の目指す姿を、この世界観に重ね合わせて表現した(中央)。デザインは水彩画調で、企業広告らしい落ち着いたイメージになっている。

この「出航編」掲載前日には、同社の目指す姿を表すシンボルマークにルフィの麦わら帽子をかぶせたティーザー広告「出航準備編」を掲載(中央上)。SNS(交流サイト)上で話題になった。

「今回のメーンターゲットは20~30代」(同社広報部の野溝友美氏)だが、あえて新聞というメディアを選んだ。「『明日、出航。』と日にちを特定した仕掛けができるのは日刊紙ならでは。新聞広告はSNSなどで共有・拡散されやすい」と新聞の強みを挙げる。

明日7月22日の「ワンピースの日」には「もしもワンピースの世界に丸紅がいたら」というテーマで同社の事業を描く「航海編」を掲載予定だ。

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日本経済新聞に掲載された広告の中から注目された紙面を紹介。反響や制作側の思い、表現の工夫などからその訴求力の源を考えます。