事例

共同印刷
事例インタビュー
トップと若手社員の対談で、社内外の広報的課題解決に挑む

新聞
【掲載日】2022年07月14日 【媒体】日本経済新聞 朝刊 【段数】全15段
事例インタビュートップと若手社員の対談で、社内外の広報的課題解決に挑む

【お話をお伺いした方】

共同印刷株式会社

コーポレートコミュニケーション部 広報課 課長 山田 麗子様

―――検討を始めた時期について教えてください

 昨年(2021年)11月頃に企画のご提案をいただき検討をはじめました。2022年度の広告活動を計画する中で、弊社の広報活動の課題解決にこの企画が役立つと考え、私が社内に発案し、検討を進めてきました。

 弊社は今まで突き出し広告のような小スペースを中心に広告活動を行っていました。今回の広告のように大きなスペースを活用した広告はほとんど実施したことがなく、社内に発案した当初は費用対効果を問われるなど理解を得るのに苦労しました。

 しかし、「このような広告を出せるのは今しかない」と周囲を説得して、出稿に漕ぎ着けました。

―――この広告企画に出稿を決めた理由について教えてください

 当時、弊社の広報活動の課題は大きく2点ありました。一点目は社外からの共同印刷の認知度向上、二点目が若年層を中心とした社内の士気向上です。その他、採用広報について課題感もありましたし、創業125周年で新社屋に移転するというタイミングとも重なりました。

 そのような中で、この広告企画が「大きなスペースで認知を訴求できること」「社内の若手社員を起用し、インナーコミュニケーション対策と採用広報の両方に寄与すること」「移転した新社屋を舞台に撮影できること」「創業125周年もアピールできること」という点でニーズに合致しており出稿を決めました。

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―――広告制作・掲載までで配慮したことはありますか

 弊社は総合印刷会社として、一般的に「印刷」という言葉から想起されるイメージにとどまらない広範囲に渡る事業を行っています。大きく3つの部門(情報コミュニケーション部門、情報セキュリティ部門、生活・産業資材部門)で事業を行っているため、その3部門の若手の中から1人ずつ社員を選ぶように気を配りました。
 業態として法人のお客様から仕事を受託するケースが多いのですが、インタビューでは、提案などを行う際、3つの部門それぞれでお客様から仕事を依頼された背景やお客様の先にいる最終的な消費者が求めていることを考えるという共通の姿勢が浮き彫りになりました。(聞き手注:コピーの「C」を想う「to B」という文言は、取材にご参加頂いた方からのアイディア提案をもとにしています)

―――広告掲載後の反響についても教えてください

 役員がアポイントを取る際などに、先方から「新聞広告を見たよ」という感想をもらったようです。また、会社の代表電話に、読者と思われる方から「この広告で共同印刷を初めて知ったが、とてもよい広告だった。これからも頑張ってほしい」という励ましの声をいただきました。広告に出演した社員も周囲から声をかけられたりしたようです。
 印刷業界というのは社会インフラを支えるいわば裏方ですので、普段人々の目に触れる機会はあまりありません。そういう中で、今回のように広告を通じて自分たちの会社を訴求されると、社員にとっても自分の勤め先が社会に提供している価値を改めて実感する機会となり、モチベーションアップにもつながるのではないかと感じています。

*お話をお伺いした方の所属部署名・肩書などは取材当時のものです。


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