- ブランドコミュニケーション部長 坂本 秀治 氏
見開きの右側は明日をみつめるようなブランドアンバサダー、綾瀬はるかさんの笑顔。一瞬、「イメージ広告か」と思わせられるが、左側では事業戦略を、「通訳者」といっていい綾瀬さんと対談した井伊基之社長が丁寧に語る。7月1日付日本経済新聞に掲載したNTTドコモの広告は「ビジュアルの効果」と「記事の情報量」で自社の未来を伝える、見ごたえある仕上がりになった。
掲載は同社が子会社のNTTコミュニケーションズ、NTTコムウェアと新しい組織体制を始動する日に合わせた。新生のグループが法人向けの営業を一体化し、モバイルと固定回線、さらにソリューションまでまとめて提供できるようになったことで、社会や生活を支える存在になったことを伝えるのが広告の主眼だったという。
そのため、訴求対象は全国各地に根差す、様々な規模の企業を支える関係者を意識。「特に重要な意思決定を担う経営層にメッセージを届けたかった」(坂本秀治ブランドコミュニケーション部長)という思いで、掲載紙として日経という媒体を選んだ。
NTTグループ内の収益貢献度はドコモグループが最大。その事業の将来性をまず綾瀬さんのさわやかな姿で感じ、社長の言葉で理解した――。そんな読者はきっと多かったはずだ。
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