事例

トプコン
「えっ?」のアイキャッチ 読者誘う

新聞
【掲載日】2022年9月 1日 【媒体】日本経済新聞 朝刊 【段数】全15段
「えっ?」のアイキャッチ 読者誘う
  • 広報・IR室 広報・IR部 広報課 課長 中村 孝明 氏

頑張っているのになかなか知ってもらえない――。BtoBなど、消費者に直接製品やサービスが届かない会社に共通した悩みだ。そうなると広告も「こんなにすごいんです、こんなこともやってます」となりがち。だがトプコンが6月から9月にかけ、5回にわたり日本経済新聞朝刊に連載した広告は少し様子が違った。

コーポレートカラーの青色の背景の中央にハート形にした地球を配置。文字量を極力抑え視覚に訴える紙面に「えっ?何の広告だろう」と思わず目を凝らした読者は少なくなかったはずだ。

実は同社もかつて、あれもこれも情報満載の広告を展開した。だが「途中で読む気が失せたという声も多く、思い入れは逆効果だった」(中村氏)。経済産業省と東京証券取引所から3年連続でDX銘柄に選定され、創業90周年を迎えた今年、業績や事業内容を細々と説明せず「イメージの訴求」を狙い、詳細は電子版でフォローする発想に。その結果がアイキャッチで読者を引き付けるクリエーティブに結実した。

日経電子版とも連動した広告展開は反響も上々。広告紙面をポスターにし、ハート形の地球のグッズも制作。コピーを英訳して海外にも発信するなど期待値を超える広告成果が出ているという。

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日本経済新聞に掲載された広告の中から注目された紙面を紹介。反響や制作側の思い、表現の工夫などからその訴求力の源を考えます。

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