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新聞の信頼性評価高まる(緊急事態宣言期間中J-MONITOR調査)

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新聞の信頼性評価高まる(緊急事態宣言期間中J-MONITOR調査)

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発令され、多くの人が外出自粛していた2020年4月17、18日、新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR(ジェイ・モニター)」に参加する日本経済新聞をはじめとした10新聞は、各紙の読者モニターを対象として「新型コロナウイルスとメディア接触」に関する共同調査を実施しました。

新型コロナウイルス関連情報の入手メディアは、1位が「新聞(紙面)」(93.8%)、次いで「テレビ(民放)」(83.9%)、3位は「テレビ(NHK)」(82.3%)、4位は「インターネット:ニュースサイト」(77.2%)となりました。年代別に見ると、若年層ではインターネットから情報を入手している傾向が強く、「インターネット:ブログやSNS」は、女性29歳以下が51.6%、男性29歳以下が39.6%と、全体平均の29.2%を大きく上回りました。

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新型コロナウイルス関連情報の入手元として最も信頼しているメディアを聞いたところ、1位は「新聞(紙面)」(35.3%)。2位に「テレビ(NHK)」(34.0%)が続きましたが、この2つは、3位の「テレビ(民放)」(10.5%)を大きく引き離し突出していました。一方、「インターネット:ニュースサイト」(7.6%)、「インターネット:ブログやSNS」(2.8%)は低く、どの世代を見ても同様の傾向でした。

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緊急事態宣言期間中の先が見えない世の中において、多くのメディアから情報収集をしているものの、最も信頼しているメディアは新聞であり、次いで公共放送であるNHKということが改めて示されました。

新型コロナウイルスに関して報道されるようになって以降、各メディアに対する接触時間や接触回数に変化があったかを聞いたところ、「新聞」は「増えた・計」(かなり増えた+やや増えた)が47.5%となりました。「テレビ(NHK)」同59.9%、「インターネット:ニュースサイト」58.3%、「テレビ(民放)」55.0%よりもやや下回る結果となっていますが、一方で「変わらない」と答えた層は、新聞(紙面)49.7%、テレビ(NHK)30.0%、インターネット:ニュースサイト31.1%、テレビ(民放)34.7%と、新聞が最も高い数字になっています。さらに、「もともと見ていない」と答えた層は新聞が1.5%と最も低くなっています。これは、普段から習慣的に新聞を読み、情報収集している人が多いためで、平時でも非常時でも安定して接触されていることが改めて示されたと言っていいでしょう。

調査出典:J-MONITOR「新型コロナウイルスとメディア接触」に関する新聞10紙共同調査 【調査実施機関】ビデオリサーチ 【調査日】2020年4月17日、18日

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