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【データコラム】
認知度とログデータの関係性2021年編

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【データコラム】認知度とログデータの関係性2021年編

本日はログデータと認知度データの関係について調べたことがあるのでコラムを作成してみます。
日経の紙面企画では、ロゴマークの認知度を調査するものがあります。首都圏や関西圏、東海圏のビジネスパーソンを中心にロゴマークを提示し、そのマークの企業を知っているかどうかなどを聞いたものです。
この企画では、ロゴマークに日経ARアプリをかざしてスタンプラリーを行うという仕組みも実施しており、読者は紙面に並ぶロゴマークから好きな企業をかざし、スタンプラリーに挑戦しています。
今回、この企画で得られたロゴマークの認知度データと、各企業のロゴマークをスキャンされた数の関係について調べてみました。

認知度が高い企業ほどよってくる?

企画に参加している約60の企業のデータの関係性をグラフ化してみたのが下の図です。

スキャン数とロゴマークの認知度を示す相関関係

このグラフにあるように、両者の相関係数は0.7と高かったです。これは、認知度が高い会社ほど、ログデータでもスキャンされる傾向があることが伺えます。
相関係数は原因と結果を分析するものではないので「認知度が高いほどスキャンされる」と断言することはできないのですが、「ロゴマークの認知度の高低」と「人々がロゴマークにスキャンした数の多少」は同じ動き方をしていたことがわかります。

オンライン時代の展示会も同じ?

新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くのイベントがバーチャルや配信といった形態で行われるようになりました。こういった状況では、パソコンなどデバイスの画面の中で人々をどう惹きつけるのかというのが問われるとも言えます。
リアルの展示会では視覚のみならず聴覚など様々なアプローチで来場者に訴求することも可能でしょう。しかし、オンライン時代では来場者へのアプローチ方法も限られてしまいます。それゆえ、企業名やロゴマーク、企業ブランドの認知度を高めておくことは、企業側に利益をもたらすのかもしれません。

実は今回のブログ、昨年も同じような分析結果を載せました。2021年でもそうだったということは、こういった傾向が一過性ではないことを示唆するのかもしれません。

多くの人にかざされたロゴマーク企業ほど、認知度も高かった

ブランド力が気になったら?

今回の調査結果は、認知度やブランド力というのはやはり重要だということを示唆しています。
日本経済新聞ではこのようなブランド力を評価する企画などを多数取り揃えています。
このコラムでご紹介した企画に関して特に知りたい方は、下記のリンク先にあるフォームから本コラムのURLをコピーの上、企画に関してお問い合わせください。

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