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予約型と運用型 インターネット広告の取引方法について

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予約型と運用型 インターネット広告の取引方法について

 電通の調査によると、インターネット広告は2021年に初めてマスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)合計の広告費を上回り、国内でも最大の広告市場となりました。一方、インターネット広告の仕組みについては複雑でわかりにくいと感じている人も多いようです。今回はインターネット広告の取引方法を紹介します。

あらかじめ決める予約型、リアルタイムで入札する運用型

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 インターネット広告は、あらかじめ金額や期間、出稿内容が決まっている「予約型広告」と1回の広告表示ごとにリアルタイムで入札を行う「運用型広告」の2種類があります。予約型は新聞広告などと同じ仕組みで、日経電子版の大半や、ヤフーのようなポータルサイトの一部の広告枠でも使われています。

 運用型はインターネットならではの取引方法です。一般には金額や掲載条件、広告素材などを管理画面上で操作し、入札によって1回の広告表示や1クリックの単位で料金が発生していく仕組みとなっています。グーグルなどの検索広告、SNS広告などがその代表例と言えます。

 運用型はリアルタイムで対応しているため、予算や広告素材などを流動的に制御しながら広告の効果を高めるのに向いています。一方で意図しないサイトに広告が出てしまうケースもありますし、できることが多いだけ運用に際してはテクニックも必要です。予約型は短期間で特定の面などに出るため、リーチしたい層に効率よく配信できる強みがあります。予想しないサイトに出ることもないためブランド毀損リスクも限定的です。

 インターネット広告の大半を占めるのは運用型で、2021年は前年比で26.4%増と大幅に拡大しました。一方で予約型も11.1%と2桁の成長を続けています。日経電子版ではほとんどの広告が予約型で、経済に関心のある読者にリーチしたいと考えるお客様にとって効率よく配信できる仕組みをそろえています。

引用元データ:株式会社電通「2021年 日本の広告費」
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0224-010496.html

※1 日経電子版のユーザー層については下記URLをご参照ください

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