調査・マーケティングデータ

日経企業イメージ調査とは?
Vol.1_それは企業にとっての健康診断

 日経企業イメージ調査は、1988年より実施しているブランドイメージを聴取する調査です。首都圏のビジネスパーソンや一般個人に調査の協力を依頼し、約700社の企業のイメージを回答してもらっています。
 この調査は年に1度、夏季に実施し、調査内容は一部の項目を除いて、1988年以来変更していません。いわば企業の健康診断と言えます。

健康診断と同じ

イメージを調査することの意味とは

  企業を対象にした調査には、顧客満足度や製品の性能評価、財務諸表の分析などがあります。企業イメージ調査では「親しみすさ」「技術力」「成長性」などブランドイメージを回答してもらっています。
 回答者には1人あたり32社を評価してもらい、順位付けなどはしないように依頼しています。
 ブランドイメージは私たちがモノやサービスを購入・利用するときの判断に影響します。
 特に性能がほとんど同じ場合や、3つくらいの選択肢を比較したい場合には、ブランドイメージが決め手となります。
 こういったブランドイメージを健康診断のように定点観測し、変化を見るのがこの調査です。

たかがイメージされどイメージ

業種業界問わず調査しているのも特徴

 測定対象は様々な業種・業界にわたり、いろいろな企業のブランドイメージを同じ調査項目で評価しています。同じ業界内だけでなく、業界横断的な分析にも役立ちます。
例えば、自社を志望する人材が全く異なる業界の企業も同時に志望しているなケースやDX戦略では、思いがけない企業がライバルになることもあります。
 自社のイメージを他の業種・業界の企業と比較することで、競争戦略の基本データとして活用できます。
 これから複数回にわたって本調査の蓄積データから、イメージの特徴などをご紹介します。

異業種比較のメリット