親の心、企業知らず?
近年、就職活動は家族のライフイベントとして認知されています。保護者は、一番身近なビジネスモデルとして、子供の就職活動に協力しています。新卒採用において、親の心を知ることは学生の心を知ることに繋がります。
世の親にとって子供の就職活動は、高校や大学選びより大事!?
様々なライフイベントに対して、子供の就職先選びのウエイトが増しています。「Q.あなたは「お子さんの就職先選び」にどの程度関心がありましたか。以下に挙げる「ライフイベントでの選択」と比較してそれぞれお答えください。」という質問に対し、「子供の結婚相手選び」「高校・大学選び」「分譲物件選び」「旅行先選び」「夕飯の献立選び」などの項目に比べ「子供の就職先選び」が多く選ばれるという結果になりました。
親の3人中2人は、子供の就職活動に対し具体的に行動を起こしている。
「Q.お子さんが就職する企業を選ぶ際に、あなたは以下のような行動をしましたか。」という質問では以下の行動がTOP3となりました。

1位
子供が志望する業界に対し「こんな会社もあるよ」と伝えた

2位
子供が知らない会社を受けると聞いてその企業について調べた

3位
あなたが就職して欲しい企業を「ここも受けておけば?」と伝えた
親は、子供の内定後、その企業に対し興味を持ちます。
「Q.内定企業が決まったことで、あなたはその企業についての興味や関心は変わりましたか。」という質問に対して、76.8%が内定企業決定後に興味・関心を持つようになったと回答。決定前も含めると93.5%がその企業に興味・関心を持つという結果になりました。
親は、子供の内定後、その企業の評判を気にする
「Q.内定企業が決まったことで、その企業に対する周囲や社会的な評価・評判が気になるようになりましたか。」という質問に対して、67.8%が内定企業決定後に評判を気にすると回答。決定前も含めると81.1%がその企業の評判を気にするという結果になりました。



『親』を味方にすることは、人材の繋ぎとめに効果的?


『親』を味方にするメディア
Q.企業の広告を見て、「このメディアに広告を掲載したり、CMを流している企業は信頼できる」と感じるメディアは?
スペシャルコンテンツ 新卒人材確保へ、 "親"向けブランドコミュニケーション
調査の結果から分かるように、近年の採用において就活生の親の存在は無視できません。大学の入学式・卒業式、子どもの就職の企業説明会に親が参加する――ひと昔前にはなかった現象で、違和感を覚える方もいるかもしれません。しかし、親の干渉は、若い世代の特徴ではなく、現代の日本における親子の特徴といえます。
変わったのは「親子の関係性」
子どもの人生の様々なシーン(進学、就職、結婚...)に親が登場する。その背景には「親子関係の変化」があります。現代の親子は精神的な距離が非常に近く、子どもは多くの事柄を親と共有します。日常会話における関係性は、親が子を諭す従来型の関係ではなく、横並びの兄弟・姉妹、親友といった感覚に近く、就職の相談も「おしゃべりの延長線」です。そうした心の距離の変化に加え、親子が長く同居し続けるなど社会的背景も重なり、就活は家族のライフイベント化したと考えられます。
企業は「親をアップデートする」ことが重要
親は主に自身の経験をもとに子どもへアドバイスします。親世代が就活したのは約30年前です。就職活動そのものの変化もさることながら、産業構造は大きく変わり、キャリアの考え方も大きく転換しました。
企業は、就活生だけでなく、親の情報をアップデートすることが大切です。事業構造や働き方への取り組みなど企業の"今"を理解してもらうことは、その企業を志望する学生のサポートに繋がります。それは、エントリーする企業を検討する最初のシーンに始まり、就職先を決める重要な場面に大きな影響を及ぼします。親世代に向けた誠実なアプローチは、親子の会話の中で真価を発揮するはずです。