日本経済新聞社は、「上場企業と個人投資家の対話の場」として、過去19回、IRフェアを開催してきました。20回目の開催となる本年から、日本取引所グループと共催となり「日経・東証IRフェア」として開催します。
今回のコラムでは、昨年のIRフェアの来場者募集広告(2024年8月23日付 日本経済新聞朝刊 14面 図1)のビューアーアプリの利用ログを用いて、IRフェアに関心を持ったのがどのような人達なのかを分析しました。
紙面ビューアーアプリの利用ログは、日経ID情報に紐づいているため、アプリ利用者が日経電子版上でどのような記事を読んでいるか分析することが可能です。
紙面ビューアーアプリで、上述の告知広告を10秒以上表示した層と10秒未満の層との差を比較し、IRフェアに関心を持つ層がどんな人なのかを確認します。
最も顕著な差を示したのは、日経電子版マーケットページの閲覧率です。(図2)
告知広告を10秒以上見た人の閲覧率は18.7%と10秒未満の人に比べて約1.5倍となりました。
日経電子版のマーケットページは株式市場、企業業績、為替・金利など投資に欠かせない情報を提供しています。このページを見ているかどうかは投資への熱量を測る一つの目安といえるでしょう。マーケットページで投資対象を選別するように、IRフェアにおいても投資すべき企業を見つけるべく目を光らせていた投資家も多かったのではないでしょうか。
個人投資家の姿勢は来場者アンケートの結果にも表れています。(図3)「日経・IR個人投資家フェア2024」の来場者(n=1160)に対してアンケートを行い、来場理由を複数回答で選んでもらいました。来場理由の1位は「一度に複数の企業情報を入手できるから」(72.2%)、2位は「新しい投資先を探すため」(45.3%)でした。
およそ2人に一人がこのフェアを新たな投資先を見つける機会にしたいと考えており、個人投資家と直接対話できる絶好の機会といえます。
また、今回の来場者のうち、過去にも参加経験のある来場者(n=688)に過去の来場後の行動を聞いたところ、64.5%が「興味を持った参加企業の株式を新たに購入した」と回答しています。
情報収集にとどまらず、フェアをきっかけに投資行動にもつながっているようです。
熱心な投資家が集まるIRフェア、2025年は9月26日(土)、27日(日)に東京ビックサイトにて開催します。詳しくは下記公式サイトをご覧ください。