日本経済新聞社では、採用広報について知りたいという方に、情報を提供しております。
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優秀な人材を確保するために
『親』の気持ちにフォーカスしてみませんか?
Vol2_コロナ禍でも採用予定数は前年並み 学生の内々定を勝ち抜くには
親の心、企業知らず?
近年、就職活動は家族のライフイベントとして認知されています。保護者は、一番身近なビジネスモデルとして、子供の就職活動に協力しています。新卒採用において、親の心を知ることは学生の心を知ることに繋がります。
世の親にとって子供の就職活動は、高校や大学選びより大事!?
様々なライフイベントに対して、子供の就職先選びのウエイトが増しています。「Q.あなたは「お子さんの就職先選び」にどの程度関心がありましたか。以下に挙げる「ライフイベントでの選択」と比較してそれぞれお答えください。」という質問に対し、「子供の結婚相手選び」「高校・大学選び」「分譲物件選び」「旅行先選び」「夕飯の献立選び」などの項目に比べ「子供の就職先選び」が多く選ばれるという結果になりました。

親の3人中2人は、子供の就職活動に対し具体的に行動を起こしている。
「Q.お子さんが就職する企業を選ぶ際に、あなたは以下のような行動をしましたか。」という質問では以下の行動がTOP3となりました。

1位
子供が志望する業界に対し「こんな会社もあるよ」と伝えた

2位
子供が知らない会社を受けると聞いてその企業について調べた

3位
あなたが就職して欲しい企業を「ここも受けておけば?」と伝えた
親は、子供の内定後、その企業に対し興味を持ちます。
「Q.内定企業が決まったことで、あなたはその企業についての興味や関心は変わりましたか。」という質問に対して、76.8%が内定企業決定後に興味・関心を持つようになったと回答。決定前も含めると93.5%がその企業に興味・関心を持つという結果になりました。

親は、子供の内定後、その企業の評判を気にする
「Q.内定企業が決まったことで、その企業に対する周囲や社会的な評価・評判が気になるようになりましたか。」という質問に対して、67.8%が内定企業決定後に評判を気にすると回答。決定前も含めると81.1%がその企業の評判を気にするという結果になりました。



『親』を味方にすることは、人材の繋ぎとめに効果的?


『親』を味方にするメディア
Q.企業の広告を見て、「このメディアに広告を掲載したり、CMを流している企業は信頼できる」と感じるメディアは?

スペシャルコンテンツ
新卒人材確保へ、
"親"向けブランドコミュニケーション
調査の結果から分かるように、近年の採用において就活生の親の存在は無視できません。大学の入学式・卒業式、子どもの就職の企業説明会に親が参加する――ひと昔前にはなかった現象で、違和感を覚える方もいるかもしれません。しかし、親の干渉は、若い世代の特徴ではなく、現代の日本における親子の特徴といえます。
変わったのは「親子の関係性」
子どもの人生の様々なシーン(進学、就職、結婚...)に親が登場する。その背景には「親子関係の変化」があります。現代の親子は精神的な距離が非常に近く、子どもは多くの事柄を親と共有します。日常会話における関係性は、親が子を諭す従来型の関係ではなく、横並びの兄弟・姉妹、親友といった感覚に近く、就職の相談も「おしゃべりの延長線」です。そうした心の距離の変化に加え、親子が長く同居し続けるなど社会的背景も重なり、就活は家族のライフイベント化したと考えられます。
企業は「親をアップデートする」ことが重要
親は主に自身の経験をもとに子どもへアドバイスします。親世代が就活したのは約30年前です。就職活動そのものの変化もさることながら、産業構造は大きく変わり、キャリアの考え方も大きく転換しました。
企業は、就活生だけでなく、親の情報をアップデートすることが大切です。事業構造や働き方への取り組みなど企業の"今"を理解してもらうことは、その企業を志望する学生のサポートに繋がります。それは、エントリーする企業を検討する最初のシーンに始まり、就職先を決める重要な場面に大きな影響を及ぼします。親世代に向けた誠実なアプローチは、親子の会話の中で真価を発揮するはずです。
去る2021年3月12日、「親と子の就活格差」と題し、家族社会学が専門の中央大学文学部教授山田昌弘氏とマイナビ社長室HRリサーチ部部長栗田卓也氏によるスペシャルセッションを行いました。新卒人材を確保するために、いかに"親"向けブランドコミュニケーションが必要なのか、日本の親子関係の特徴や就活生の就業意識など、それぞれの知見から考察いただきました。当日のセッションの模様を是非ご覧ください。
講師紹介

中央大学 文学部 教授
山田 昌弘 氏
1957年東京生まれ。東京大学大学院社会学研究科修了。東京学芸大学教授を経て、2008年より中央大文学部教授。内閣府男女共同参画会議専門委員など公職を歴任。専門、家族社会学、若者論。パラサイトシングルの他、格差社会、婚活の名付け親でもある。著書に「少子社会日本」(岩波新書)「底辺への競争」「結婚不要社会」(朝日新書)「日本はなぜ少子化対策に失敗したのか」(光文社新書)共著に「婚活時代」(ディスカヴァー21)など多数。

マイナビ 社長室HRリサーチ部 部長
栗田 卓也 氏
千葉県千葉市出身。1992年、マイナビ(旧:毎日コミュニケーションズ)入社。採用のコンサルタントとして、入社以来一貫して新卒採用業務に携わる。2007年、マイナビ編集長に就任。大学での就活講座や人事担当者向け採用セミナーなど、各種の講演をこなし、10年に新設となるHRリサーチセンター・センター長として、新卒採用のマーケット調査やランキング調査等のとりまとめを行う。15年に社長室に籍を移し、18年から転職や非正規(アルバイト・パート)も含めた幅広い人材マーケットの分析にも従事。
キャリアコンサルタント 日本キャリア開発協会会員(CDA)
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