椿本チエインは日本経済新聞夕刊20ページを使ったマルチ広告を掲載した。自社の企業理念と今後目指す方向をアピールしつつ、実際の納入事例写真を使って同社の製品が車や工作機械、医療など幅広い分野で使われていることを紹介。創立100周年の節目にインパクトのある広告手法で、ステークホルダーや多くのビジネスパーソンに同社の思いを深く広く伝えることを狙った。
経営企画センター広報担当参与の和田幸子氏は「チャレンジ精神を発揮して『モノづくりにこだわる』ことと、製品だけでなく社会も『動かす』企業を目指すことを、幅広い読者を持つ日経新聞で伝えた」と語る。「新聞は縮刷版もあり永く記録に残ることや、マルチ広告の費用対効果の高さも魅力だった」という。
掲載当日からツイッターやメールで、「色々な事業を手がける会社と分かった」「1つ1つの広告に感動した」と多くの反響が届いたほか、「製品への問い合わせもあり、営業拡大に役立った」(和田氏)。今後も「読者に響く良い素材を使って、モノづくりの力強さを訴求する」考えだ。