事例

ニッピ
「美」探求の誇り 背景に

新聞
【掲載日】2021年1月26日 【媒体】日経朝刊 【段数】全15段
「美」探求の誇り 背景に
  • 代表取締役社長 河村 桂作 氏

コラーゲン原料シェア国内トップのニッピは、原料から製造までを一貫して品質管理するコラーゲンのパイオニアだ。同社が世界で初めてコラーゲンの可溶化に成功、特許を出願した1960年1月26日を、日本記念日協会が「コラーゲンの日」と認定した当日は、ニッピにとって特別な日だ。

「この記念日の存在と、ニッピの今の企業姿勢を、消費者や取引先に改めて知ってほしかった」と河村氏は広告への思いを語る。クリエイティブのアイデアは、制作の現場社員に任せたという。

紙面は同社のイメージキャラクターである女優・仙道敦子さんの存在感を前面に出した。商品の画像はあえて小さく配置し、コピーで端的に特徴を伝えている。コラーゲン本来のイメージと信頼性を表現した背景からは、「品質と安全」や美にこだわる研究開発の自信がうかがえる。

掲載後、「印象に残る広告」「仙道さんが上品」など、多くの好意的な声が届いた。「今回の広告には満足している。当社の思いを幅広く伝えるいい機会になった」(河村氏)。同社は今後も、記念日の発信をマーケティング戦略の重要なポイントと捉えていく。

「ad plus ~広告の視点~」では、日本経済新聞に掲載された注目の広告を、その狙いや目的、反響などとともに紹介しています。

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