
――このような広告出稿手法を行われた背景についてお知らせください
取り組まねばならなかった課題として、採用活動の問題がありました。就職活動中の学生やその親世代では知らない会社よりは知られている会社の方がどうしても有利なところがあります。そのため、知名度を向上させたいという課題がありました。しかしながら、広報活動に使える予算は限られています。そこで、弊社の採用活動の時期とリンクする3月・4月を中心に効果的に訴求できる方法を模索していました。
その中で、日本経済新聞で毎日掲載できるスペースとして、連載小説横のスペースをご紹介いただき活用してみようと思ったわけです。
――2017年の春から始められ、2021年で5シーズンに渡って行っています。掲載に際して、留意されたことはありますか
初年度はシンプルに社名を訴求しようということで、社名だけを訴求する手法を取りました。まず社名に目を留めてもらう、覚えてもらうという理由からです。その後、シーズンを重ねるに連れて、訴求内容も徐々に変更し、2020年では「はい、真ん中に「オモイ」がある会社です」を統一コピーに採用ページに登場してもらった社員を起用しました。
また、連載小説横という読者が習慣的にご覧になるコンテンツであるということも意識し、小説を読んだ視線の延長線上に入るようにクリエーティブを工夫しています。
――新聞に連日出稿するキャンペーンはユニークですが、反響はいかがでしたか。
キャンペーンの開始時期と終了時期に行った調査では、認知度や社業への理解度が向上しており、効果を感じられました。また、社内からも「営業の方々の訪問先でのコミュニケーションがしやすくなった」などという話も聞こえてきました。リクルートを目的としたキャンペーンでしたが、認知度向上の副次的効果も感じられたのが良かったです。

インタビューは下記の皆様にお答えいただきました。
住友重機械工業株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 平原 一央様
住友重機械工業株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 増淵 弘樹様
小スペース・連日掲載で認知度を上げてみませんか
日本経済新聞では、連日同じ場所に掲載することで読者に社名などメッセージを訴求する「連載小説横」スペースをご用意しています。
1ヶ月単位での集中掲載メニューをご用意しており、狙っている時期に知名度やメッセージを訴求したい、認知を定着させたいというご要望にお応えできます。
本スペースに関するお問い合わせなどは、下記リンクからお願いします。