事例

森下仁丹
森下仁丹にしかできないことはなにか。周年を機に考え抜き、未来へ続くパーパスを策定

新聞
【掲載日】2023年04月03日 【媒体】日本経済新聞 朝刊 【段数】全15段
森下仁丹にしかできないことはなにか。周年を機に考え抜き、未来へ続くパーパスを策定

【お話をお伺いした方】
事業統括本部 コンシューマー事業部 ダイレクトマーケティンググループ 池田 泰子 様
経営企画室  広報・IRグループ                    中島 亜呼 様


―――周年広告の検討を始めた状況(検討を始めた時期、発案された方など)を教えてください
 130周年を迎え、節目に当たるこの年に何か行動を起こしたいという想いから、意見を取りまとめた上で、経営層にプレゼンテーションを実施し、全社からメンバーを集め各種のプロジェクトが発足しました。
 「130周年のイベント」だけで終わらせるのではなく、今年を契機にこの先150年、200年と会社の未来を創っていくプロジェクトのひとつとして「パーパスの策定」があり、そのパーパスの発信について検討を始めました。

―――周年広告を企画・掲載した理由(可能であれば日経を選んだ理由も)教えて下さい
 まずは、訴求対象である読者層です。
 弊社は、やはり「ものづくり」の会社で独自性の高い技術が特長の企業ですので、技術力に注目される読者が多い媒体への掲載を検討しました。
 節目に臨み、長い歴史の中で御縁のあった方々への感謝、未来に向けた会社としての決意表明、社員のモチベーション向上にもつながると考えました。

―――広告制作・広告掲載までの間で、特に苦労したことがあれば、教えて下さい
 日々の業務をこなしながら、パーパス策定から広告原稿の制作を行うのは大変でしたが充実した時間でした。
 『「森下仁丹らしい」ことは何か』、『「森下仁丹にしか」発信できないメッセージとは何か』を考え、数を重ねた打ち合わせの過程でメンバーから様々な意見が出たのですが、最終的に「大礼服マーク」をモチーフとしたデザインを選定しました。
 メンバーの共通した感想は「このクリエイティブがしっくりきて(心が)落ち着く」ということでした。「なぜ落ち着くのか」、その理由をみなで探っていく過程で、これまで森下仁丹がたどってきた道筋と新たなパーパスとの繋がりが発見できたのだと思います。
 そして、銀粒仁丹で大礼服マークを形づくる、という当社にしかできないビジュアルへとたどりつきました。銀粒仁丹の一粒一粒はメンバーを表し、一丸となって会社を構成しながら、左肩部分に散らばる粒は「新しいことを始めようとしている様子や、新たなメンバーが集ってくる様子」を表しています。
 パーパス策定時から伴走してくださったクリエイターの方々が、パーパス、社風などを十分に理解した上で優れたクリエイティブを提案してくださり、私たちもクリエイティブにかくされた意図についてじっくりと考え、客観的な視点も取り入れながら、「森下仁丹」の立ち位置を考え抜くことができたと思います。
 クリエイティブに使用した「大礼服マーク」は全て現物の仁丹を手作業で貼りつけています。8000粒以上の仁丹を調整しながらの撮影は9時間におよびましたが、手間をかけた分、納得のいくものができました。

―――広告掲載後の反響に関してお聞かせください
 広告掲載当日には、遠く離れた所に住む家族からの連絡を受けた社員がいたり、しばらく取引から遠ざかっていたお客様からも「見たよ!」との反響があったりして、喜ばしく思っております。
 実際、広告内容を御覧になり、「この会社と一緒に課題解決に取り組みたい」とお問合せをいただいたという話も届いております。


お話をお伺いした方の所属部署・肩書は取材当時のものです。


創業やサービス開始の日に合わせて掲載する「周年記念広告」。
消費者や取引先だけでなく、従業員やその家族など、企業を取り巻く多くの関係者に、今までの感謝とこれからの決意を伝えます。
特定の記念日に、何百万もの人々に一斉にメッセージを伝えられるのは新聞だけ。
日本経済新聞に掲載された話題の周年記念広告をご紹介します。

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