事例

ID&Eホールディングス株式会社
新聞と日経電子版
異なる打ち出しで新体制に込めた想いを訴求

新聞
【掲載日】2023年7月 3日 【媒体】日本経済新聞 朝刊・日経電子版 【段数】全15段
新聞と日経電子版異なる打ち出しで新体制に込めた想いを訴求

【お話をお伺いした方】
日本工営ビジネスパートナーズ株式会社
経営管理本部 コーポレートコミュニケーション室 次長 高橋 真理様
経営管理本部 コーポレートコミュニケーション室    塩川 玲未様

---広告の検討を始めた状況(検討を始めた時期、発案された方など)を教えてください。
 持株会社移行の約1年前から、広告に限らず全般的な広報プランの策定をはじめました。
 元々の上場会社である日本工営は建設コンサルティングを手掛けるほか、都市開発やエネルギーを手掛ける事業部門がありましたが、今回の組織再編ではそれぞれの事業部門が分社化し、ホールディングスの傘下に入りました。傘下の会社がそれぞれ対等な関係となり、また個々の事業会社が連携を進めていくなかで多様性も確保したいと考えています。ホールディングスの名前を日本工営という従来の名前ではなく、全く新しい名前にしたのも、そういった意図を込めています。
 広告について具体的に考え始めたのは掲載の約半年くらい前からでしょうか。広告会社さんから他社ではどのようなケースがあるかという情報をもらいつつ、具体的なメディアを選定してコンセプトやビジュアルをとりまとめていきました。

---本広告を企画・掲載した理由(可能であれば日経を選んだ理由も)教えてください。
 今回、持株会社体制に移行しましたが、その意図や狙いをステークホルダーの皆さまに知っていただきたいという思いがありました。
 傘下の事業会社の自立と活躍を狙った組織再編であるため、広告の検討を始めた当初は、ホールディングスに関する広報活動はそこまでしなくてもいいのではないかという声もありましたが、一方で新規(テクニカル)上場をするのはホールディングスですし、個人投資家、機関投資家の方々を含むステークホルダーの皆様に、なぜホールディングス化したのか、ID&Eホールディングスという名前にしたのかという思いをきちんとお伝えしたいという思いがありました。
 今回、日本経済新聞と日経電子版を選んだのも、ステークホルダーの皆様にホールディングス化した意図をご説明する場として一番最適だと考えたからです。


日経電子版ではトップインタビューを中心に構成し、経営体制移行に込めた思いを伝えた

---広告制作・広告掲載までの間で、特に苦労したこと、気を配ったことは何ですか。
 新聞紙面は掲載日当日のタイミングに合わせた情報発信が重要だと考え、ホールディングス設立当日にビジュアルで、ホールディングス化したことやそれに込めた思いを表現しました。一方で電子版ではトップ(新屋浩明社長)に登場してもらい、ホールディングス化に込めた思いなどを丁寧に訴求することを心がけました。
 今回、色々な掲載方法のパターンを広告会社さんからご提案いただいたのですが、新聞は細かく自分たちの思いを広告に盛り込むよりも、フレッシュ感を打ち出したいと考え、ビジュアルを全面に打ち出し、電子版とは異なるアプローチにしました。
 苦労したというほどではないのですが、新聞紙面に載せるキャッチコピーに関しては社内で様々な意見が出ました。言葉一つとっても人や立場によって感じ方が異なるということを改めて感じました。


---広告掲載後の反響に関してお聞かせください。
 取引先から「新聞を見ましたよ」というお声がけをいただきました。広告をきっかけに退職した社員からも連絡をもらい驚きました。
 ホールディングス設立日には社内で役員と社員が参加する交流会を実施したのですが、今回掲載した新聞をみんなで喜んで見ていたり、家族に見せると持ち帰る人がいたことはうれしかったです。また、執務エリアに新聞の紙面を飾っているフロアもありました。
 今回の広告を実施した目的の1つとして広告が社員の目に触れ、弊社グループで働く一員としての誇りを再認識してもらいたいという考えもありました。こういった光景をみて、その目的も達成できたかなと感じています。

(お話をお伺いした方の肩書は取材時点のものです)

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