事例

山田水産
企業価値をファクトで可視化
ソーシャルバリューが広がる新聞広告

新聞
【掲載日】2023年7月24日 【媒体】日本経済新聞 朝刊 【段数】30段二連版
企業価値をファクトで可視化ソーシャルバリューが広がる新聞広告

【お話をお伺いした方】
代表取締役 山田信太郎 様

―――周年広告の検討を始めた状況(検討を始めた時期、発案された方など)を教えてください
 
 広告出稿について検討を始めたのは今年の1月頃です。ちょうど企業ブランディング、商品ブランディングを進めているタイミングでもありました。そのような中、水産業界やステークホルダーに対してメッセージを発信したいと考えており、そこに50周年という節目のタイミングを活用しながら「山田水産らしさ」をキーワードにしながら山田水産の価値を可視化するための広告検討を始めました。

―――周年広告を企画・掲載した理由(可能であれば日経を選んだ理由も)教えてください

 日経に掲載を決めた最大の理由は、広告を通じて我々が伝えたいメッセージを業界関係者や顧客、従業員とその家族など多くの関係者へ訴求できる点です。当社は創業月が9月なのですが、魚屋は7月が商機。今回は新聞出稿後の関係者からの反響なども考慮して、9月ではなく7月の出稿に決めました。
 新聞広告は掲載自体が1日のみですが、我々が顧客や関係者と対話していく上で、の新聞広告そのものが商談で使われたり、当社の企業価値を代弁するツールになるのではないか、という期待もありました。実は2年前にも日本経済新聞に「日本経済よ、魚を食べろ。」という新聞広告を掲載したのですが、その際の反響が非常に大きくて。当時、掲載した広告紙面が市場のバックヤードに掲示されていたり、流通店の水産加工チームのミーティングで紹介されるなど、思わぬところで使われており驚きました。その時に、新聞という枠に留まらずソーシャルバリューが広がっていく日経の媒体特性を改めて実感したんです。

―――広告制作・広告掲載までの間で、特に苦労したことがあれば、教えてください

 社内では現在、50周年を迎えた次の未来に向けて会社がどうあるべきかを考える「未来プロジェクト」というプロジェクトチームを作っていまして。今回、広告原稿内に山田水産の「12のファクト」を掲載するにあたり、「未来プロジェクト」のメンバーにもファクトを精査しながら議論してもらいました。 山田水産の取り組みをさまざまな領域ごとにカテゴリー分けし、どの項目を優先するか、統合するかなどを議論し最終的に12個にまとめて、当社のメニューリストのような役割を果たすように。当初からプロジェクトの成果を新聞広告に掲載することをメンバーに伝えていたのですが、それがプロジェクトチーム内の責任感を引き出す効果があったようです。ファクトの選定に対し、一人ひとりのメンバーが高い意識をもって取り組み、非常によいものができました。
 またビジュアル面でこだわったのは魚屋を連想させる「青い海」と社長が履いた「白い長靴」ですね。山田水産は「魚屋」であることに誇りを持ってビジネスをしています。当社は工場の中に営業所があり、事務員の方であっても入社時にこの長靴が支給されるんです。魚屋を象徴する白い長靴が「正装」であり「戦闘服」であるという意識が会社全体に根付いているためこのスタイルを採用しました。

―――広告掲載後の反響に関してお聞かせください

 2年前の新聞広告掲載時よりも反響が大きかったです。従業員が家族、親戚から「すごい会社で働いているんだな」と声をかけられて誇りに思った、電車で山田水産の新聞広告を読んでいる人を見かけてとても嬉しかった、などという声を聞いています。
 私も従業員に対し「山田水産は日経を読む会社から日経に載る会社になった」と話しています。我々のような中小企業にとって、日経に広告を出すということは簡単なことではありませんが、従業員の誇りになるし会社が発信するメッセージに対して責任が生まれるといった効果を感じています。

お話をお伺いした方の所属部署・肩書は取材当時のものです。

2021年7月26日掲載の広告(全15段)

創業やサービス開始の日に合わせて掲載する「周年記念広告」。

消費者や取引先だけでなく、従業員やその家族など、企業を取り巻く多くの関係者に、今までの感謝とこれからの決意を伝えます。

特定の記念日に、何百万もの人々に一斉にメッセージを伝えられるのは新聞だけ。

日本経済新聞に掲載された話題の周年記念広告をご紹介します。

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