事例

日本アイ・ビー・エム
意思決定者層へ確実にリーチ
日経オンラインセミナーで新しい顧客を開拓

【お話をお伺いした方】
マーケティング&コミュニケーションズ イベントマーケティング 部長 秋山文宏 様

――日経オンラインセミナーをご利用になった背景を教えてください。
  イベントの性格を考えて、日経の持つ読者層が最適だと考えたからです。というと一言で終わってしまうので、少し背景をご説明します。
  実は本日(編集部注:取材当日)も別のイベントを自社で行っているのですが、弊社の主催のイベントというのは、弊社で獲得しているリードを対象にイベントのご案内をすることがほとんどです。そして、私共で獲得しているリードというのは、やはりITに親和性の高い業務を行っている方々が中心です。
  もちろん、自社イベントのテーマとして、テクノロジーにフォーカスしたイベントもあるので、IT関係者の方々にご案内できるのはありがたいのですが、テーマによってはIT関連の業務をしている方々だけでなく、ビジネスの中核を担う方々に聞いていただきたいイベントがあります。
  特に今回実施した日経オンラインセミナーは、弊社の「モダナイズ」キャンペーンの一環として行ったものです。このキャンペーンでは、DX戦略に合わせて既存システムの再構築を提唱していますが、この戦略を実行するには企業のIT関連部門だけ、もしくは、経営部門だけが旗を振っていてもだめで、両者が密接に連携することが必要です。
  ですのでIT部門の方だけでなく、LOB(編集部注:Line Of Business 企業の収益に係る部門のこと)の方々も対象に含めたいと考え、日経オンラインセミナーの実施を決めました。

――他社の類似サービスと比較検討したことがあれば、日経オンラインセミナーをお選び頂いた理由などをお聞かせください。
  「ターゲット」「コンテンツ」「アウトプットがクロスプラットフォームであること」の3つに集約できると思います。
  我々がイベントを開催する場合、どうしても弊社のロイヤルカスタマーの集客が中心になります。IT系のメディアと組んでイベントを実施することもありましたが、こちらもやはり訴求対象がIT業界中心になりますので、新しい顧客の開拓という点においては課題でした。いわゆる新規顧客開拓を求められる中で、自社イベントでは獲得できない意思決定者、LOB集客が期待できるのが日経オンラインセミナーでした。
  また、日経のコンテンツ力、メディアとしての企画力にも期待していました。イベント実施となるとターゲットにマッチするコンテンツ、出演者のブッキングなど調整すべき点が多くあります。今回は日経から様々なご提案をいただきながらアイディアをまとめていきました。実際に日経からご紹介いただいた講師の方がオーディエンスからの高い評価、満足度につながったと聞いています。
  日経オンラインセミナーは紙面やウェブ、イベントなどをクラスクロスプラットフォームで実施されている点も企画として魅力的でした。イベントの枠に留まらずコンテンツ活用の幅が広がる点も、今回ご一緒させていただいた理由ですね。

――今回のセミナー実施に当たって気を配ったことがあれば教えてください。
  コンテンツメイキングですね。自社イベントではロイヤルカスタマーが中心になりますが、今回のターゲットは新規顧客層です。IBMスピーカーが一方的に話すような形式では、弊社と付き合いの長いお客様には違和感がなくても、新規の方々に興味を持ってもらうことは難しいです。そのため、今回は自社イベントとは切り口を変えていくことを意識しました。
  有識者の方にご登壇いただいて、セッションの中で弊社の訴求したい内容をコンテンツ仕立てにして、それを第三者の目線で記事にしていただいて、という流れで訴求していくという手法をとりました。LOBの方々が多く参加されるということで、世間一般にに注目されているもの、求められている情報は何か、ということを意識しながら、ターゲットとする新規顧客層に響くコンテンツになるように構成しました。

自社オンラインイベントとは異なる層にアプローチできるのが、日経オンラインセミナーの魅力の1つと秋山氏は語る

――日経オンラインセミナー実施後に何か反響はございましたか?社内・社外問わず、もしありましたらぜひお聞かせください。
  参加者の方からのフィードバックコメントや社内での評判も聞いていますが、「面白かった」「わかりやすかった」といった評価が多く高い満足度を得られました。申し込み数は1,000名を超え、属性を見ても課長以上が約73%、部長以上で約49%でした。歩留まりは60%以上と数字としても非常に良かったです。何よりも、通常弊社で開催しているインフラ基盤関連のイベントに参加するオーディエンスとは属性が大きく異なった点が印象的でした。
  社内の反応としても「弊社のロイヤリティカスタマーばかりを集めたイベントだけでなく、こういった形のLOBの方々に訴求するイベントは今後も必要だよね」「単発ではなくシリーズで展開していくのはどうだろう」という意見もありました。最近は企業の経営層、銀行の頭取クラスの方々でも、インフラ基盤などのテクノロジーについても深く理解されていて、懇親会等でそのような話題をやり取りされているのをお見かけします。IT業界関係者や技術者だけでなくCクラス、意思決定層に向けて我々のビジネスを認知、理解していただく必要性が今後ますます高まっていくと思います。そういった意味でも弊社として意思決定者層にリーチできる日経オンラインセミナーへのニーズは高いですね。

お話をお伺いした方の所属部署・肩書は取材当時のものです。

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