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イベントを起点にビジネスへの繋がりも設計
日経オンラインセミナー事例インタビュー

イベントを起点にビジネスへの繋がりも設計日経オンラインセミナー事例インタビュー

【お話をお伺いした方】
NEC インテグレイテッドマーケティング統括部 イベントマーケティンググループ ディレクター 小原 愛様
NEC インテグレイテッドマーケティング統括部 イベントマーケティンググループ 主任     堀内 麻衣様

――日経オンラインセミナーをご利用になった背景を教えてください。

 弊社が提供するソリューションは社会が抱える複雑・高度化した課題に向き合っています。それぞれの課題に注目していただくためには、業種、業界の垣根を越えて取り組んでいくべきではないかという課題意識を持っていました。
 また、社会課題という点、媒体社など普段から社会の問題などを伝えている方々と協力して取り組んだほうが、セミナーのコンテンツづくりなどでも、多くの方に関心を持っていただく内容を構成できるのではないかと考えていました。
 弊社でも自社でセミナーなどを実施することはあるのですが、どうしても関心や切り口が弊社視点のものになり、弊社のプロモーション色も強くなってしまいます。そこで、媒体社の持つアンテナに着目し、コンテンツやセミナーの人選などで協力いただきたいと考えました。 

インタビューにお答えいただいた堀内様(左)、小原様(右)

――他社の類似サービスと比較検討したことがあれば、日経オンラインセミナーをお選び頂いた理由などをお聞かせください。

 ビジネス向けのメディアでもウェビナーなどを実施しているのですが、それと比較して感じていることが2つあります。
 1つ目は、社会課題という間口が広いテーマになると、新聞といった社会を幅広くとらえているメディアの持つ視点です。ビジネス向けのメディアにはそれぞれの専門性があり、その専門性を生かしたウェビナーコンテンツが、弊社のニーズにマッチすることもあります。しかし、より広い視点から課題や様々な企業の経営に影響する問題だと認識していただきたいという場合には、日本経済新聞社の持つ社会性などを生かしたコンテンツ作り、視点が役に立つと感じました。
 2つ目は、日本経済新聞社の持つ技術的な点です。他社などでも、YouTubeなどほかのメディアでウェビナーの内容を配信できますが、日経オンラインセミナーでは申込者の属性情報やアンケート内容も把握できます。このような情報をいただけると、その後の施策にも生かしやすく、評価しています。

――今回のセミナー実施に当たって気を配ったことがあれば教えてください。

2023年3月に実施したセミナーでは、カーボンニュートラルといった社会課題をテーマにした。

 まず、基調講演とパネルディスカッションの二部構成を通じて、訴求していきたいストーリーをどのように組み立てるかということ。そして、ウェビナーを起点にいかにビジネスを作っていくかということ。この2点に気を配りました。
 セミナーのコンテンツでは、いかに視聴者にこの課題に対して共感していただけるかということを重視しました。弊社では過去にも様々なビジネス向けのイベントを実施してきましたが、基調講演とパネルディスカッションはそれぞれ独立したものという構成になることがありました。そこで、今回は基調講演とパネルディスカッション通じてこの問題に関心を持っていただけるよう、人選や内容に関しても細かく打ち合わせを行いました。
 もう1点は、ビジネスに繋げることです。コンテンツ自体はもちろん、セミナー参加者のアンケートや視聴状況に合わせてどのようにアプローチをするべきかを事前に製品事業部や営業部といった関係部門と綿密にすり合わせました。
 この問題に関心を持っていただいた方々でもあるので、リードを獲得して満足して終わりというのではなく、きちんと営業部門につなぎ、営業はアンケートでこういう回答があったらどういう風にアプローチするという点まで、細かくシナリオを決めています。シナリオの作成には打ち合わせなどで時間と労力を費やしましたが、関係部門と一丸となって取り組めたという点でもよかったなと感じています。

――日経オンラインセミナー実施後に何か反響はございましたか?社内・社外問わず、もしありましたらぜひお聞かせください。

 反響とは違うかもしれませんが、企業の経営に関わるLOB(注:Line Of Business)層がウェビナー参加者に多いのが特徴だと感じました。弊社が自社で行うウェビナーだと情報システム部門など弊社のサービスを日常的にご利用いただいている方が多いのですが、ビジネスの根幹にかかわる方が多い点が印象的でした。
 弊社幹部層含め、「プロモーションだけでなく事業面でも意義があった」とコメントがあり、今回の実績をマーケティングの一つの型として社内に広げていきたいと考えています。

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